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古川柳に、「本降りになって出ていく雨宿り」という句がある。小降りのときに決断すればいいものを、本降りを待ってずぶぬれになった経験は昭和史にもある◆日本陸軍は天候ならぬ戦況が日に日に悪化するのを眺めつつも旧満州（いまの中国東北部）から撤兵しようとはせず、国をずぶぬれにした。「そこで戦死した英霊に申し訳ない」という理由からである◆「これはじつは空念仏(そらねんぶつ)（＝偽り）で、本当はその現地の将軍たちが全部メンツをなくすというだけのこと…」であったと、評論家の谷沢永一さんが著書「山本七平の智恵」（ＰＨＰ文庫）に書いている◆経営難に陥った「新銀行東京」もメンツを優先して撤兵を拒否する道を歩むらしい。都民の税金から４００億円を追加出資して銀行の延命を図るための議案がきょう、都議会本会議で成立の運びとなる◆見境なしに貸しまくる“銀行ごっこ”をしていた銀行が、審査能力の源泉である人員と店舗を縮小し、一段と“ごっこ”に近づく。延命して雨宿りをつづけたところで、空模様が好転するとも思えない◆知事や議員には任期がある。役人には異動や定年退職がある。何年か後に本降りを迎えたとき、責任ある立場の人々はすでに職を離れて涼しい顔をし、残された都民が後始末でずぶぬれになる…。正夢でなければいい。この流れは、キヤノンが03年９月に発売した「EOS Kiss Digital」から始まった。ボディーのみで12万円台、レンズキットでも14万円台という実勢価格は、当時のデジタル一眼レフ機のなかでは格安であり、初心者ユーザーの拡大に貢献した。北海道電力は27日、同日付で佐藤佳孝常務が社長に昇格したと発表した。近藤龍夫前社長（現会長）は在任中、オール電化住宅の普及拡大などに実績を上げたが、懸案だった泊原子力発電所（後志管内泊村）のプルサーマル計画実現に向けた道筋は付けられなかった。原油高による燃料費負担も収益を圧迫しており、新体制は課題山積の中での船出となる。国と道州、基礎自治体の役割分担を明確に規定した上で、２０１１年までに「道州制基本法」（仮称）を制定し、１８年までに道州制に完全移行するよう提言した。ＴＢＳによると、昨年５月１８日放送の「みのもんたの朝ズバッ！」の録画の一部が初公判の法廷で上映された。国連憲章の部分については前回１１日の委員会で、古森委員長が「日本などが対象の敵国条項がある。一般的な言葉に変えるべきだ」と執行部に発言。「国益を主張すべきだ」と求めていた。近くの駒ケ根市には、同地方で盛んに行われていた養蚕を紹介する「駒ケ根シルクミュージアム」もあり、こちらも寄りたい。各施設の問い合わせと休館日、入館料は▽蘭ミュージアム・高森（電話０２６５・３４・３１３０）毎週木曜、大人５００円、子供１００円▽ハチ博物館（同８８・２０３３）第３水曜日、小学生以上３００円。駒ケ根シルクミュージアム（同８２・８３８１）水曜日、大人３００円、小中学生１００円。